「ペロブスカイト」と相性の良い「蓄電システム」とは? 沖縄発「創蓄トレーラーハウス」に先進の実装事例をみた!

ペロブスカイト太陽電池と蓄電池を搭載した「創蓄トレーラーハウス」が、沖縄で誕生した。2024年10月25日~27日に那覇市で開催された「沖縄の産業まつり」において、その実機が初披露された。従来型のシリコン系太陽電池ではなく、ペロブスカイト太陽電池を使ってこのシステムを構築し、一般向けに商品化した例は、これまで国内には見当たらなかった。

企画・開発したのは、沖縄を中心に太陽光発電設備や省エネ機器のプロデュースを行ってきた沖華産業。同社は昨年、貨物輸送などに用いられる20フィートコンテナに太陽光発電と蓄電池を装備した「発電コンテナハウス」を発売し、全国的な注目を浴びた地元企業だ。

創蓄トレーラーハウスは、いわばその進化形であり、他に先駆けてペロブスカイト太陽電池を実装したことで、より大きな関心を集めている。今年は、同トレーラーハウスの販売を専門に手掛ける会社・フォーフューチャーが設立され、国内外に展開していく体制も整えられた。

ペロブスカイト太陽電池は、軽くて、薄く、柔軟性があり、半透明にすることもできるなど、従来のシリコン系太陽電池にはない特長を有している。そのため、これまでは難しかったビルの壁やガラス面、耐荷重の低い屋根や局面にも設置することが可能だ。太陽光発電のさらなる導入拡大が求められる一方で、新たな設置場所の確保が難しくなっていく状況にあって、ペロブスカイト太陽電池への期待は大きい。

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